史上最高のゴルファーたち
ゴルフというスポーツは、他の個人競技と比べて、1人のプレイヤーが圧倒的な成績を残すことが難しい競技です。それは「自然」というプレイヤーたちにはどうすることもできない要素が、少なからず勝敗に関わってくる競技だからです。しかし、そんなゴルフ競技においても、非常に優れた成績を残すプレイヤーがこれまでに登場してきました。ここでは、そんな「史上最高のゴルファーたち」を紹介していきたいと思います。

サム・スニード
1912年生まれのサム・スニードは、PGAツアー通算82勝を記録していて、これは歴代トップタイの記録です。もちろんメジャー大会でも7勝をあげていますが、何故か全米オープンだけ勝てなかった(2位が4回)悲運の選手でもあります。
ミッキー・ライト
1935年生まれのミッキー・ライトは、女性ゴルファーとして唯一ここで取り上げることになる選手です。LPGAツアー82勝は歴代2位、メジャー大会13勝も歴代2位の数字ですが、LPGA史上唯一4大メジャータイトルを同時に保持していた選手であり、かのベン・ホーガンが「彼女のスイングは、私が今まで見た中でベスト」と評する程、美しいスイングを持つ選手でもありました。
ジャック・ニクラス
1940年生まれのジャック・ニクラスは、メジャー大会通算18勝という歴代1位の優勝回数を誇ります。大きな大会での勝利が多いことからでも分かる通り、大舞台に強く、プレッシャーを全く感じていないかのようにプレーする選手です。ゴルフを人気スポーツへと牽引した立役者でもあります。

タイガー・ウッズ
1975年生まれのタイガー・ウッズは、ほとんど全ての男子ゴルフツアーの記録を塗り替えるだろうといわれていました。しかし、度重なる怪我とプライベートでのトラブルから、現在のところその予想は裏切られた形になっています。それでもPGAツアー歴代トップタイ記録となる82勝目を昨年記録し、メジャー大会歴代2位の15勝は、トップ記録まであと3勝です。彼が現在のコンディションを維持することができれば、きっとこの記録も更新することができるでしょう。